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第26号「ピナツボ火山噴火災害地を尋ねて」「ミャンマー北部に福音の灯台恩慈之家開設

2007-06-03  2020-08-04

クリスチャン パートナーズ

通信 第26号

発行日/1996年1月30日

援助金の鼓動

理事長草野計雄

私たちが海外へ送った援助金は、発会以来今年の6月までに1200万円を越えようとしています。深い感謝と感慨を覚えます。

 その間経済的にも社会的にも環境は厳しく、援助金のご送付にもその気配が感じられました。
クリスチャンパートナーズからは、世界のこどもたちが手をつないでいるロゴのついた領収書をお送りすることがかけがえのないコミュニケーションになっています。誕生日の贈物代は三カ月ごとに、クリスマスプレゼント代は年一回まとめて援助金と共に現地に送り、SACの児童全員との暖かい関係を育てております。

 また、お心のこもった特別の援助金を寄せてくださる事例も増えております。これを別枠でお預かりし、世界各地で献身しているパートナーズインターナショナルの働き人からのアピールに応えて、有効に用いさせていただきます。

ミャンマーの孤児たち

今後はインドネシアばかりでなく、新しい試みとして、日本で神学を学んでいる中国からの留学生の援助を、クリスチャンパートナーズとして行なうことにいたしました。

これが中国との交わりの第一歩となればと期待していますので、ご賛同くださるかたのご支援をお願いいたします。

私たちが一昨年正式加盟したパートナーズインターナショナルの運営規約には、次のような言葉で運動の共通の理想が示されています。

「我々は、信頼できて能力のある現地人宣教団と共働して、世界中で神の働きのための資源を増し加えることをヴイジョンの表明として受け入れる。」(訳・松本理事)

 皆様の積極的なご希望やご忠告をお待ちしております。

ピナツボ火山 噴火災害地を尋ねて

理事 松本繁雑
 昨年11月19日~22日の4日間、IAVE(ボランティア活動推進国際協議会)のアジア・太平洋地域会議がフィリピンで開催され、同会議への参加を機に、私は16年ぶりに同国を訪ねました。

 会議開催地は首都マニラの北150キロにある米国海軍基地跡のスービックベイで、その途中のパンパンガ州が1991年のピナツボ火山噴火の最大被害地に含まれます。
4年以上経過した現在なお被災の跡が生々しく、島根まで灰を被った家々が至る所に見られます。
膨大な土の火山灰が噴出し、それが大雨や台風ごとに流出して低地を覆い、場所によっては10メートルもの高さに達していると言われています。

  
農地も家も灰の下に

この地域一帯は米やサトウキビの農地でしたが、今は一面に荒涼たる泥土と化している光景を日のあたりにして、自然の猛威のすさまじさに仰天しました。

この火山灰の流出はなお今後5年間は続く、との現地の人々の説明でした。ピナツボ火山噴火の災害状況は、世界年鑑(1992年、共同通信社)に次のように報じられています。

「フィリピン・ルソン島中部のピナツボ火山(標高1745m)に1991年6月3日に起きた噴火は、噴煙の高さ約2500メートルに到達、70億立方メートル以上という大量の火山灰が降った。
今世紀最大の噴火で、被害はサンバレスのほかパンパンガ、タルラック州に及んだ。フィリピン政府によると、噴火による死者は約650人、全壊家屋は約4万戸、避難民は120万人近くに上り、800ヘクタールの農地が火山灰に埋まった。

二階まで埋まったレストラン

 噴煙とともに成層地まで噴き上げられた硫酸などの微粒子は風に乗って北半球に拡散、91年6月23日に先端がアフリカ大陸中部に到達。
7月9日には日本上空に飛来したことが気象研究所によって確認された。この微粒子は数年間大気中にとどまって太暢光線を遮蔽、気温を低下させるとされている。」

こ大災害は、昨年の坂神地震災害の時と同様に、フィリピン全土にボランティア活動の奮起を促す契機となり、災害救援のために、全国からボランティアが駆けつけ、海外からも多大の支援が寄せられました。
 私がかつて勤務した現地の味の素合弁企業でも、社内にピナツボ火山被災者救援のためのボランティアチームが編成され、いまなお集められた物質(主として米)と寄付金を携えて、定期的に被災地に出動しで奉仕活動を続けていることを知って、励まされました。

ミャンマー北部に副音の灯台
     恩慈之家(Grace Haven)開設

1995年4月2日、ミャンマー(ビルマ)の奥地に三つの機能を持つキリスト教の施設が誕生しました。600人の招待客を迎えての開所式に参列したシンガポール事務所のチャン師の報告によると・・

【 この施設で実践されること】

1.政府の基準に適する唯一のキリスト教の養護施設で、現在8少数民族の孤児120人が収容されています。その中の7、8人は首都ヤンゴンの神学校で学ぼうと決意。

2.少数民族のクリスチャンの為に、短期の養成プログラムを行い、伝道できる人々を育てます。すべての少数民族に福音が届くように。

3.教会として、約200人が礼拝に出席しています。開設されて間もないのに12人が主の道を歩もうと決心しました。
恩慈之家開所式

 この施設の責任者はチヤ・タン・ヨン(Cha Tan Yone)牧師夫妻です。夫妻は親のない子供たちから≪大きい父さん≫≪大きい母さん≫と呼ばれ、一人一人にできるだけの愛情を注いでいます。一大家族のような生活です。
民族衣装で讃美歌を
歌う少女たち



 夫妻を助けて働く人がまだ足りません。




医師、看護婦、それに聖書研究や夜の伝道集会の指導のできる信徒が何人かあったらいいのですが‥





パートナーズインターナショナルは、ミャンマーのクリスチャンの主体性を尊重しつつ、このような援助もしています。

楽しい食事時



<Selamat siang!>(今日は!)

 ≪私はカルティカです、どうぞよろしく。≫

Kartika

<Terima Kasi>(ありがとう)


 カルティカは今年2月で14歳になります。
ダヤック族の農家の娘。

クリスチャンホームで、両親、姉3人と弟1人の7人家族です。

 3年前に初めて訪問した理事長の言葉:「小さな裸足の女の子が、焼けつく校庭に一人ぽつんと立っていた姿は、いつまでも忘れられません。」

そして昨年の再会で、「あの子がこんなに可愛らしく成長して!『カルティカちやんの歌声、テープに取ってあるよ』と言いましたら、嬉しそうに微笑んでいました。」

 最初の里親は宮澤恵二・佳也子夫妻。去る11月からは清水明美・大石治子さんが里親です。



今号より里子紹介コーナーを始めます
会員の皆様、あなたの里子をご紹介ください


★パートナーズインターナショナル本部
★オーストラリア、カナダ、英国の評議会
★シンガポール事務所
         からクリスマスのご挨拶をいただきました


【理事会報告】

82回理事会は12月2日一ツ橋学士会館で開催。前回議事録承認。1995年8、9、10月度会計報告承認。「通信」は原則として年4回発行。
第26号編集責任は鳥海理事、内容は理事長の挨拶、松本理事のフィリピン訪問記、インドネシア以外の国での援助活動紹介など。
第83回理事会は1996年1月26日一ツ檎学士会館午後5時開催・前回議事録訂正後承認、1995年11、12月度会計報告承認。通信第26号原案承認、1月30日発送。
第27号編集責任、鳥海理事、内容は理事長のインド訪問、木ノ内理事の韓国訪問の報告、松本理事の里子紹介など。
里子の手紙は日本で直接日本語に翻訳する方向で試行。会則の改正研究第8回理事会は4月26日(金)一ツ橋学士会館で開催予定。

<編集後記>

新しい年も瞬く間にひと月過ぎました。大震災から一年経っても多くの方
が苦しみの中におられ、心が痛みます。寒さがいちばん厳しいときです。
くれぐれもご自愛ください。
(鳥海百合子)

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 第25号「西カリマンタン宣教25」「中国の教会を訪問して」第27号「インド視察団に参加して」 

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